不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

「越谷レイクタウン」の商業施設、「イオン レイクタウン」概要発表/イオン

「イオン レイクタウン」全体イメージパース
「イオン レイクタウン」ロゴマーク。各エリアの名称を象徴的に描いた「風」と「森」、それに「湖」を象徴する「水鳥」の、3要素のピクトグラム

 イオン(株)およびイオンモール(株)は、都市再生機構が開発を進める「越谷レイクタウン」(埼玉県越谷市)の商業拠点「イオン レイクタウン」(専門店数・500店舗超)の概要を発表した。

 「越谷レイクタウン」は、約40万平方メートルの広さを有する調整池の水辺に、約2万2,000人が住む集合住宅や戸建住宅、遊歩道、公園などを整備する水と緑に囲まれた日本最大級のまちづくり事業。環境省の「街区まるごとCO2 20%削減事業」初の取り組みとして、「エコ」をキーワードにまちづくりが進められている。
 
 「イオン レイクタウン」は、敷地面積約26万4,000平方メートル、建物延床面積36万5,000平方メートル、鉄筋・鉄骨コンクリート造(一部鉄骨造)地上3階建て。地上埼玉県南東部の幹線道路「東埼玉道路」に接しているほか、今年3月に開業したJR武蔵野線「越谷レイクタウン」駅に隣接し、電車でのアクセスにも恵まれた立地。

 同社は、同SCを環境に配慮した技術や仕組みを体系的に採用した“エコストア”と位置づけ、国内各メーカーとともに、CO2排出量の削減や省エネルギーの実現に向けて、総面積約4,000平方メートルのソーラーパネルの設置、天然ガスを利用したハイブリットガスエコシステムの導入などを採用する。

 また、「KAZE(風)」と「MORI(森)」という2つのエリアを設け、2階部分の歩く歩道が設置された「(仮)センターブリッジ」でつなげる予定。いずれも越谷レイクタウンを象徴する「自然」のエレメントを名称にした。
 「KAZE」は、国内初の「トライアングルモール(三角形のモール)」に、(株)マイカルが運営するファッション専門店の「ビブレ」と(株)マルエツが運営する食品スーパーの両核店舗、シネコン、家電、スポーツ用品等の準核店舗、そのほか20~30歳代に人気のある最新のアパレル専門店や飲食店等を中心に構成し、流行の「風」が吹くトレンド発信地をめざす。なお、マルエツ運営のスーパーマーケットがイオングループSCへ出店するのは初。
 「MORI」は、全長が400mを超える国内最長のモールに、核店舗の総合スーパー「ジャスコ」のほか、大型ビューティーゾーン、オートモール、家電などを準核店舗に配置。また、小川が流れる屋外施設部分(アウトモール)も併設し、自然環境を意識した「心地いい」空間を提供していくとしている。

 ロゴマークは、各エリアの名称を象徴的に描いた「風」と「森」、それに「湖」を象徴する「水鳥」の、3要素のピクトグラム(絵文字)で構成。この三角形に配置されたピクトグラムの位置関係はそのまま湖(調整池)とSCの2つのエリアの位置関係を示している。
 今後、“エコストア”の「AEON」ロゴマークには、この緑色のロゴマークを使用していくとしている。

 オープンは08年10月初旬の予定。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら