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月末平均稼働率93.52%に低下。1口あたり分配金は1万865円/CIC08年5月期決算

 クレッシェンド投資法人(CIC)は22日、2008年5月期決算を発表した。

 当期(2007年12月1日~08年5月31日)の営業収益は32億3,500万円(前期比▲8.2%)、営業利益16億8,800万円(同▲16.5%)、経常利益11億8,100万円(同▲21.5%)、当期純利益11億8,000万円(同▲21.5%)、1口あたり分配金は1万865円(前期:1万3,847円)。

 期中、レジデンス「アドバンス亀戸」、オフィス「CIC虎ノ門ビル」、「アリア池袋」、「CIC湯島ビル」を取得した一方、「和光学生ハイツ」を譲渡した。
 その結果、当期末のポートフォリオはオフィス23物件、レジデンス25物件の計48物件(取得価格総額1,018億1,800万円)となった。
 
 また、金利上昇に備え、オフィスのテナント賃料の増額改定に注力。賃料改定後の賃貸借契約に基づく賃貸借を開始したテナントは37件、次期に賃貸借を開始するテナントは4件となっており、全賃貸可能面積の19.63%を増額改定した。

 なお、当期の月末平均稼働率は93.52%と従来より低くなっているため、同社では今後、稼働率上昇に注力していきたい考え。

 次期については、営業収益32億5,600万円、営業利益16億3,500万円、経常利益11億600万円、当期純利益11億700万円、1口あたり分配金1万180円を見込んでいる。


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