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野村不動産HD、東芝と不動産事業分野で提携

 野村不動産ホールディングス(株)(以下、野村不動産HD)と(株)東芝は、東芝の子会社である東芝不動産(株)を野村不動産HDの連結子会社化したうえで、両社間で不動産事業分野において提携することで合意したと発表した。

 東芝は、グループの経営資源の最適配分、最有効利用の観点から、事業の集中と選択を進めるなか、東芝不動産の不動産事業、およびグループ保有資産のあり方を検討。そのなかで、不動産事業のノウハウと高い信頼を有する不動産会社との戦略的提携を模索していた。
 一方の野村不動産HDは、CRE戦略を同社グループの次の成長戦略の一つと位置づけその取組みを強化しており、結果、この両社間で、不動産分野に関しての戦略的提携関係の構築について基本合意に至ったもの。

 野村不動産グループは、東芝不動産に、不動産ファイナンスやCRE戦略・不動産事業のノウハウを提供。東芝は、東芝不動産との間で、従来構築されてきた事業上の関係を基礎とし、事業機会の提供や東芝グループのCRE戦略を東芝不動産と構築していく。

 提携にあたり、野村不動産HDは、東芝不動産の株式の65%・1,985万3,600株を取得し、連結子会社とする。取得金額は800億円。

 最終契約は11月下旬、株券引渡しは12月下旬を予定。


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