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三平建設が民事再生法申請、負債167億円

 マンション工事を主業とする中堅ゼネコンである三平建設(株)(東京都台東区、取締役社長:井上義幸氏)が24日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。負債は、総額167億7,400万円。

 同社は1985年設立。マンション建設など民間住宅を主体に実績を上げ、マンション市況が厳しさを増すなかでも、2008年3月期には売上高320億円を計上していた。

 しかし、主力であるマンション工事の受注競争激化、改正建築基準法によるマンション工事の発注・着工の遅れ、サブプライムローン問題による建設・不動産市況の悪化など経営環境は急激に厳しくなり、さらに取引先の倒産により08年6月末に約6億円、同年7月末に約14億円の債権回収の見込みがなくなった。このため、7月末の支払いのための資金繰りに目途が立たず、法的手続きによる再建を決断したもの。


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