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千代田区でも空室率が2%超。東京主要5区の大型ビル空室率上昇が懸念/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画はこのほど、2008年7月度の東京主要5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスビル市況に関する調査結果を発表した。7月1日~31日までにテナント募集を行なった8,075棟のオフィスビルを対象に実施したもの。

 東京主要5区の大型ビルの平均空室率は3.24%(前月比0.11ポイントアップ)と5ヵ月連続で上昇。

 エリア別では、渋谷区4.14%(同0.22ポイントアップ)、中央区1.46%(同0.06ポイントアップ)、港区4.76%(同▲0.23ポイント)、千代田区2.29%(同0.34ポイントアップ)、新宿区3.55%(同0.16ポイントアップ)。
 同社ではこれまで貸手市場を牽引してきた千代田区の空室率が10ヵ月ぶりに2%を超えたこと、唯一空室率の低下した港区も大型テナントの成約があったためであることなどから、さらなる空室率の上昇を想定している。

 また、平均募集賃料は、坪当たり3万1,337円(同478円増)となった。


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