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東京の平均空室率3.6%台を突破/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画は23日、2008年9月度の全国5大都市(札幌、東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況を『オフィスリサーチ 2008年12月号』にまとめ、あわせて、オフィス賃料に関する結果を発表した。

 その結果、東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大型ビルについて、平均募集賃料は坪単価3万1,627円(前月比▲472円)、平均空室率は3.69%(同0.28ポイントアップ)と、市況の悪化が明らかになった。

 調査棟数(期間中に空室募集を行なったオフィスビル)は5,184棟と、前月(5,055棟)、前々月(4,867棟)よりも増加しているものの、これからのテナント移転理由は「縮小・統合」「撤退」「倒産」といった内容が多いことから、同社は依然として市況回復の見込みは立っておらず、空室率上昇と賃料下落は続くものとしている。


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