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ホールセール仲介取引激減で経常91%減/リバブル09年3月期第2四半期決算

 東急リバブル(株)は31日、2009年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~9月30日)の連結売上高は271億9,300万円(前年同期比▲11.6%)、営業利益3億3,900万円 (同▲92.0%) 、経常利益3億5,800万円 (同▲91.6%) 、当期純利益2億2,000万円 (同▲91.5%) と、利益が前年度を大幅に下回った。

 主力の仲介事業の低迷が主因。当期は、3店舗を新規出店するなど営業力強化を図ったが、リテール、ホールセールとも不動産業者を対象顧客とした取引が大幅減。また、ホールセール仲介取引も、金融機関の融資選別によるキャンセル等が急増した。売買仲介取扱高は2,856億700万円(同▲35.4%)、同取扱件数6,703件(同▲9.7%)、同手数料収入131億5,400万円(同▲31.7%)。仲介事業全体の営業収益は141億9,600万円(同▲30.3%)、営業利益4億7,200万円(同▲91.6%)だった。

 販売受託事業は、大型物件の引き渡しが予定通りあり、取扱件数1,770件(同58.9%増)、営業収益25億8,300万円(同80.2%増)、営業利益1億4,800万円(前年同期:営業損失7億8,200万円)となった。

 一方、賃貸事業は管理代行、借上げ戸数とも増加。営業収益51億6,800万円(同13.1%増)、営業利益8億9,700万円(同7.3%増)と伸長。また、不動産販売事業も、中大型物件の売却前倒しで、営業収益52億9,700万円(同21.7%増)、営業利益7億8,600万円(同▲0.3%)となった。

 なお同社は、当期の業績大幅落ち込みを受け、通期業績予想を下方修正。連結売上高657億円、営業利益20億円 、経常利益20億円 、当期純利益9億5,000万円を見込んでいる。


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