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販売戸数、2半期連続の増加/プレハブ建築協会

 (社)プレハブ建築協会は17日、平成20年度(2008年4~9月)におけるプレハブ住宅販売(完工)戸数調査結果を発表した。

 同調査は、プレハブ建築の普及・発展を図るための基礎資料として、協会加盟の会員企業60社を対象に、毎年度半期ごとにアンケート方式で実施しているもの。回答率は100%。

 それによると、上半期のプレハブ住宅の販売戸数は、8万5,976戸(対前年同期比2.1%増)で、2半期連続の増加、上半期として再び増加となった。

 建て方別にみると、一戸建て住宅が3万3,183戸(同▲6.4%)で9半期連続の減少。内訳は、低層(1~2階)が3万719戸(同▲6.2%)、中層(主に3階)が2,464戸(同▲8.7%)であった。
 共同建て住宅は、5万2,793戸(同8.2%増)で2半期連続の増加、上半期として5万戸台を回復した。内訳は、低層が3万1,409戸(同▲11.6%)、中高層(3階以上)が2万1,384戸(同61.1%)と大幅増。

 構造別では、木質系住宅が8,140戸(同▲11.2%)で8半期連続の減少。低層は7,692戸(同▲12.1%)で8半期連続の減少、中層は448戸(同8.5%増)で2半期連続の増加となった。
 鉄鋼系住宅は7万5,598戸(同3.8%増)で、そのうち低層が5万4,054戸(同▲8.5%)と減少するも、中層は2万1,544戸(同56.3%増)と大幅増に。
 コンクリート系住宅は2,238戸。低層が382戸(同▲18.2%)で5半期連続の減少、中高層は1,856戸(同4.4%増)と増加した。

 地域別販売戸数は、近畿が対前年同期比6.8%増、九州が同5.8%増、中部が同3.5%、関東が同1.9%とそれぞれ増加。一戸建ては九州(同0.1%増)のみ増加、共同建ては、北海道と四国を除くすべての地域で増加した。都道府県別で販売戸数が最も多かったのは、東京の8,374戸。
 また、一戸建ての販売戸数が最も多かったのは、愛知の3,510戸、共同建てでは、東京の6,195戸であった。


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