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吹付けアスベストが露出する建築物、1,150棟が「未対応」/国交省調査

 国土交通省はこのたび、建築物防災週間(2008年8月30日~9月5日)において実施した建築物に関する各種調査結果を公表した。

 「民間建築物における吹付けアスベストに関する調査結果」では、調査報告のあった建築物22万7,534棟のうち、露出してアスベストの吹付けがされている建築物は1万5,991棟となった。そのうち、指導により対応済みの建築物は9,226棟、指導により対応予定の建築物は1,150棟であった。

 「既存建築物における窓ガラスの地震対策に関する調査結果」では、調査報告のあった建築物3万5,796棟のうち、告示の基準に適合していない建築物は1,205棟。そのうち、改修済みの建築物は699棟、改修予定の建築物は57棟。

 「既存建築物における外壁材の落下防止対策に関する調査結果」では、調査報告のあった建築物1万2,459棟のうち、落下のおそれがあるとされた建築物は1,254棟。そのうち、落下防止対策済みの建築物は551棟、落下防止予定の建築物は301棟であった。

 調査結果の詳細は同省ホームページ参照のこと。


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