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「税制改正」と「緊急対策」を力に/不動協、FRKが賀詞交歓会

「税制改正や緊急対策は、厳しい現状を大きく改善する力となる。不動産事業者も期待に応えていきたい」と語る、不動産協会・岩沙理事長
「住宅・不動産市場の活性化で、日本経済の下支えをしていきたい」と語る、金子国交相

 (社)不動産協会と(社)不動産流通経営協会(FRK)は6日、ホテルオークラ(東京都港区)で新年賀詞交歓会を合同で開催した。

 冒頭、あいさつに立った不動産協会理事長・岩沙弘道氏は「平成21年は、数多くの住宅・不動産税制が期限切れとなる節目の年だったが、税制改正大綱では、当協会が要望したすべての項目について延長が認められた。住宅ローン減税も過去最大規模の拡充がされた。また、住宅・不動産市場活性化のための緊急対策が、需要・供給の両面から幅広く打ち出された。税制改正や緊急対策は、厳しい現状を大きく改善する力となる。今後は、実際に事業に携わるわれわれ不動産業界が期待に応えていかなければならない」などと語り、「お客さまのニーズ、ウォンツに応える安全、安心で質の高い住宅供給と、都市・地域再生に取り組み、内需関連産業の主要分野として成長のエンジンとなり、日本経済を強力に牽引していく」と抱負を述べた。

 また、来賓としてあいさつした金子一義国土交通大臣は「昨年末、住宅・不動産事業者の資金環境改善などを盛り込んだ緊急対策を発表した。また、税制改正大綱には、住宅ローン減税の大幅拡充に加え、長期優良住宅に限定されるものの、投資減税が実現した。これらの施策により、住宅・不動産市場を活性化していただき、日本経済の下支えができればと考えている」などと語った。

 当日は約900名が参加し、盛況となった。


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