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ワンルームマンション開発のエスグラントコーポレーションが民事再生申請

 (株)エスグラントコーポレーション(東京都品川区、代表取締役社長:杉本宏之氏)は12日、東京地方裁判所に民事再生手続開始を申請した。負債総額は約191億円。

 同社は、2001年設立のファンド向けワンルームマンションの開発、販売会社。ファンド向けの物件売却や不動産流動化事業で業容を拡大。07年6月期には連結売上高約377億円を計上していた。

 しかし、不動産市況の急速な悪化と、金融情勢の変化で、資金繰りが悪化。販売価格の下落や予想価格を下回る棚卸資産の売却で、08年6月期には48億円の純損失を計上することとなった。その後、経営合理化を進めてきたが、金融機関からの口座凍結や返済金額の増額要請もあり、借入金の返済、建築代金の決済のめどが立たない状態となったため、自力再建を諦めたもの。


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