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たな卸不動産の評価損計上、純損失57億円超に/グローベルス09年3月期決算

(株)グローベルスは14日、2009年3月期決算(単体)を発表した。

 当期(2008年4月1日~09年3月31日)の売上高は119億3,700万円(前年同期比▲15.7%)、営業利益は▲40億6,900万円(前年同期9億6,900万円)、経常利益は▲42億9,600万円(同6億9,600万円)、当期純利益は▲57億6,800万円(同7,300万円)。たな卸不動産の評価損31億9,500万円を売上原価に計上し、繰延税金資金の回収可能性を判断、当事業年度において同資産の全額である14億2,700万円を取り崩したことなどにより、大幅な純損失となった。

 不動産販売部門では、主力のマンション分譲で6棟・441戸を竣工。マンション契約高は昨年以降の販売価格見直しなどの効果があらわれ、394戸・122億2,700万円(同276戸・94億5,900万円)となったが、マンション分譲の売上高が113億7,800万円(前年同期比▲2.6%)、販売用不動産の土地売却が4億4,500万円(同▲81.1%)と伸び悩み、部門売上高は118億4,600万円(同▲15.9%)となった。

 次期については、売上高150億円、営業損益7億9,000万円、経常損益9億円、当期純損益9億円を見込んでいる。


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