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内装工事の受注増加により増収も、特別損失計上で減益/京阪神不動産09年3月期決算

 京阪神不動産(株)は14日、2009年3月期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~09年3月31日)の連結売上高は132億2,000万円(前期比10.9%増)、営業利益は45億5,400万円(同▲0.7%)、経常利益は41億1,200万円(同▲0.3%)、当期純利益は15億2,100万円(同▲36.3%)。

 セグメント別では、土地建物賃貸事業において、既存ビルの稼働率上昇による増収があり、売上高は112億600万円(同1.5%増)を計上。費用面では、租税公課や修繕費等が増えたため、営業利益は45億300万円(同▲4.4%)となった。
 ビル管理事業では、設計監理業務売上高は増えたものの、既存ビル休館に伴う管理収入減により、売上高は6億3,400万円(同▲0.3%)、営業利益は2億1,300万円に。
 その他の事業では、新築ビルへのテナント入居に伴う内装工事が増加したことにより、売上高は13億7,900万円(同465.9%増)、営業利益は1億8,600万円(同719.6%増)となった。

 なお、既存ビルの賃貸施設を中心に、各種改修工事の実施やテナントサービスの向上に努めたが、当期末の空室率は3.7%と、前期末の3.1%からわずかに上昇した。

 次期については、連結売上高118億円、営業利益41億円、経常利益36億円、当期純利益20億円を見込む。


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