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08年度の住宅供給計画、前年比3.8%減の約24万8,000戸に/不経研調査

 (株)不動産経済研究所は21日、「全国住宅・マンション供給調査-2010年版」を発表した。(株)市場経済研究所と共同で毎年実施している住宅供給量調査で、今回で10回目。住宅系332社、マンション系139社から回答を得た。
 
 09年度のマンションを除いた住宅供給計画は24万8,037戸となる見込みで、前回調査より3.8%減少した。供給計画戸数トップは、積水ハウスの5万500戸(前年実績比▲0.3%)。以下、2位が大東建託5万70戸(同▲6.0%)、3位大和ハウス工業3万6,750戸(同▲7.5%)と続く。上位10社のシェアは83.6%まで高まった。

 一方、マンションの供給計画は、8万2,692戸(同3.0%増)。供給計画トップは大京の5,450戸(同▲6.4%)で、以下、三井不動産レジンデンシャル5,400戸(同3.7%増)、住友不動産4,200戸(同6.6%増)と続く。上位10社のシェアは45.5%だが、マンション氷河期を反映し、供給予定戸数の差異が目立った。

 なお、08年度の住宅(マンション除く)供給実績は、25万7,809戸(同▲2.9%)で、上位10社のシェアは84.9%。08年度のマンション供給実績は、8万284戸(同▲13.2%)、上位10社のシェアは44.5%となった。


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