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コスト削減等の取組みが奏功、黒字に/アパマンショップHD09年9月期決算

 (株)アパマンショップホールディングスは13日、2009年9月期決算を発表した。

 当期(08年10月1日~09年9月30日)の連結経営成績は、売上高525億2,000万円(前年同期比▲11.3%)、営業利益2億2,000万円(同▲52.0%)、経常利益3億300万円(同▲28.0%)、当期純利益10億3,600万円(前年同期:当期純損失70億3,300万円)。

 賃貸斡旋を直営店で展開する賃貸斡旋業務では、収益性改善を目的に一部店舗を統廃合したことにより、直営店が開店ベースで63店(前年同期比▲9店)に。期日管理や原状回復等を中心に受託する管理形態である「準管理物件」は、当期末時点で2万9,103戸となった。
 賃貸斡旋をフランチャイズ(FC)で展開する賃貸斡旋FC業務では、加盟契約店舗数が903店舗(前期末比▲32店舗)となった。
 これらの結果、斡旋事業全体の売上高は71億2,000万円(前年同期比▲9.1%)、営業利益7億5,700万円(前年同期:営業損失7億9,400万円)を計上。

 プロパティ・マネジメント事業では、不採算物件の解約を推進した結果、当期末時点の管理戸数は6万9,964戸(前年同期比▲3,936戸)となった。うち、賃貸管理が3万7,167戸、サブリース管理戸数が3万2,797戸。
 これらの結果、同事業の売上高は322億2,600万円(同27.4%増)、営業利益は4億7,700万円(前年同期:営業損失1億5,500万円)となった。

 今期は、コスト削減の諸施策を推進したことにより、販管費が四半期ごとに逓減したほか、斡旋事業およびプロパティ・マネジメント事業において人員や経営資源を集中し、安定した収益構造を確保する取組みを図った結果、黒字を確保した。

 次期は、売上高510億円、営業利益11億円、経常利益4億5,000万円、当期純利益2億円を見込む。


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