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東京大手町オフィスビルの期待利回りは横ばい/CBRE

 シービー・リチャードエリス(株)(CBRE)は25日、「不動産投資に関するアンケート」結果を発表した。期待利回り水準等の把握に資する参考データの収集・分析のために実施しているもの。アレンジャーやレンダー、ディベロッパー、アセットマネージャーを対象に1月14日~28日の期間にメールにてアンケートを送付。対象者数は138、回答者数は80件、回収率は58.0%。

 これによると、東京大手町のプライムオフィスビルの期待利回り(NOIベース、以下同様)は4.50~4.80%(前四半期比下限変化なし、上限変化なし)と、変化はみられなかった。また、大阪では6.50~7.00%(同変化なし)、名古屋では6.78~7.15%(同3bps上昇(下限)、同5bps上昇(上限))となり、全体的に安定した結果となった。

 一方、東京のワンルームタイプの賃貸マンションの期待利回りは6.00~6.50%(同変化なし(下限)、同5bps低下(上限))。ファミリータイプは6.00~6.55%(同変化なし(下限)、同15bps低下(上限))。賃貸マンションの期待利回りは、ほかのセクターよりも早い時期から安定しており、上限値のみでわずかに低下した。 

 同社では、「3大都市のオフィスの期待利回りについてみると、東京は2四半期連続で横ばい、大阪は前期比で横ばいとなった。名古屋のみ上昇したものの、変動幅は安定傾向にある」と分析している。

 詳細は同社ホームページを参照。


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