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収益力の向上が最重要課題に/住友林業市川新社長が決意表明

現・代表取締役執行役員社長の矢野 龍氏(左)と新代表取締役社長に就任する市川 晃氏(右)

 住友林業(株)は29日、経団連会館(東京都千代田区)にて4月1日付で新代表取締役社長に就任する市川 晃氏(現・取締役常務執行役員)と新代表取締役会長に就任する矢野 龍氏(現・代表取締役執行役員社長)の就任会見を行なった。

 新社長に市川氏が選ばれた理由について、矢野氏は「北米を中心に11年にわたる海外駐在員を経験し、行動力、スピード感を持ち、粘り強い交渉を行なってきた実績がある。オールラウンドな知識を集積し、国際感覚もある。また、住友精神の重要さを認識し、情熱と使命感を持っているため、継続的に会社を成長させてくれると確信している」などと述べた。

 市川社長は、今回の社長就任について「就任を要請された時は、とても驚いたが、400年におよぶ住友の『豊かな社会発展に貢献する』という事業精神をもとに、明るく元気あふれる企業にしていきたい。国内の市場は縮小傾向にあるが、新しい価値観を捉えて事業に反映していく」などと語った。
 また、就任後は収益力の向上を強化することを最重要事項として取り組んでいくとの決意表明を行なった。


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