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食事付学生マンション「カレッジコート田無」を公開/毎日コムネット

「カレッジスクエア南荻窪」外観。環状8号線に面している
「カレッジコート田無」外観
「カレッジコート田無」室内。学生生活に必要な家具・家電が備え付けられている
「カレッジコート田無」地下のカフェテリア

 毎日コムネット(株)は18日、マスコミおよび投資家向けに学生マンション見学会を開催。この春に稼動する「カレッジスクエア南荻窪」(東京都杉並区、総戸数64戸)、「カレッジコート田無」(東京都西東京市、総戸数92戸)を公開した。

 「カレッジスクエア南荻窪」は、京王井の頭線「高井戸」駅徒歩15分、JR中央線「荻窪」駅徒歩16分に位置。5路線の利用が可能となっているため、在学中にキャンパスが変わる学生に便利な立地となっている。
 建物は鉄筋コンクリート造9階建て、敷地面積578.78平方メートル、建築延床面積1,662.31平方メートル。居室は平均20平方メートル。
 防犯カメラを5台設置し、エントランスにモニターを設けることで、入居者や訪問者に安心感を与えるほか、1階の住戸には室内で開閉できる「電動シャッター」を、ベランダには「人感センサー付防犯ライト」を設置し、“安心・安全”を実現する仕様とした。
 そのほか、女子学生のニーズに合わせ、全室に浴室乾燥機とシャワー付トイレを設置。レンジには2口IHを採用した。
 駅から距離があるため、開発コストを抑えることに成功。家賃は6万円強~7万円弱という割安の家賃設定を実現した。
 1月末に竣工した同物件は全戸契約となっており、3月20日より入居開始となる。
 
 「カレッジコート田無」は、西武新宿線「田無」駅徒歩10分。鉄筋鉄骨コンクリート造地下1階地上4階建ての男子学生専用の食事付学生マンション。敷地面積は868.47平方メートル、建築延床面積は1,788.25平方メートル。92戸中、管理人住戸1戸。
 当初、学生マンションとして計画されていたが、同社が2008年に上板橋で開発した食事付学生マンションが好評だったため、プランを変更した。
 居室は13.04平方メートルと、コンパクトながら、多機能棚やクローゼット、吊戸棚を設置することで収納を充実させた。またエアコンや机、ベッド等の家具・家電は備え付けとなっている。

 食事を提供する地下のカフェテリアは、テーブルや椅子をモノトーンとするなど、すっきりとしたデザインとした。また、学生生活に欠かせない携帯電話の電波を確保するため、全機種対応の拡張アンテナを設置している。
 家賃は食費・管理費込みで10万円前後となっており、満室での稼動となる見込み。

 同社代表取締役社長の伊藤 守氏は、これらの物件に関して「『カレッジスクエア南荻窪』は、多様性のある物件になったと思う。駅からの距離があるので、一般的な賃貸住宅としての事業化は難しい立地だが、学生マンションということで満室で稼動することができた。また、『カレッジコート田無』は、親にとっては子供の安心や安全を確保することができ、学生にとっても食事をする際にほかの入居者とコミュニケーションを図ることができるため、共生力が養えるといったメリットがある」と語った。


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