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東京・多摩平団地の「住棟ルネッサンス事業」、民間事業者を決定/UR都市機構

たなべ物産が企画提案する「kolonihave(コロニヘーブ)」イメージ。小屋付き専用庭、貸農園(パブリックファーム)などを併設し、都市近郊でありながら菜園を持つ生活が楽しめる共同住宅

 (独)都市再生機構(UR都市機構)は1日、「多摩平の森」(多摩平団地、東京都日野市)で計画中のルネッサンス計画2「住棟ルネッサンス事業」における事業企画提案と事業を手がける民間事業者を決定した。

 ルネッサンス計画2「住棟ルネッサンス事業」は、住棟の改修・活用に関する事業アイディアを広く民間事業者から募集するもの。2009年8月に、第1ステージとして事業提案者6者を決定。この6者に対して、多摩平の森の3画地5棟を対象に、実際に住棟を回収してその躯体を賃借する事業企画提案を受け付け、(株)コミュニティネット、たなべ物産(株)、東電不動産(株)の3社を事業者に決定した。

 コミュニティネットが提案した「多摩平19(ジューク)ボックス」は、総戸数60戸の多世代向け共同住宅。コミュニティ食堂や多目的スペース、健康往診センターなどを設けることで、入居者の多様な生活様式に合わせた住宅とする。

 たなべ物産の「kolonihave(コロニヘーブ)」は、共同住宅24戸に小屋付き専用庭14画地、集会所、貸農園(パブリックファーム)などを併設し、都市近郊でありながら菜園を持つ生活を提案した。

 東電不動産は、住人専用の共用ラウンジ3ヵ所、地域に開かれたラウンジ1ヵ所を設け、入居者同士、周辺地域とのつながりを意識した、50戸のシェアハウスを提案した。


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