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東京主要5区の大型ビル空室率、8.80%に上昇/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画は7日、3月の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスビル市況速報を発表した。

 同月の大型ビル平均空室率は8.80%(前月比0.38ポイント悪化)。空室率が最も上昇した地区は中央区で、1.38%上昇し、7.21%となった。フロア返却やエリア外への大規模な統合・集約が主な要因。

 平均募集賃料は、坪単価2万1,643円(同▲295円)で、下落幅は縮小しているものの19ヵ月連続の下落となった。

 なお、新築ビルの空室率は30.11%(同5.07ポイント悪化)、平均募集賃料は2万5,985円(同▲705円)。テナントが決まらないまま竣工を迎える事態が常態化しており、テナント誘致の厳しさがより鮮明になっていると同社は分析している。


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