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不動産投資インデックス、総合収益率全国平均が01年以来のマイナスに/CBRE調査

 シービー・リチャードエリス(株)(CBRE)は7日、関連会社シービー・リチャードエリス総合研究所が、三菱UFJ信託銀行と共同開発し継続的に公表している「MUTB-CBRE不動産投資インデックス(略称:MU-CBex、呼称:マクベス、旧MTB-IKOMA不動産投資インデックス)の最新データ(2009年)を発表した。

 同データでの総合収益率の全国平均は▲6.9%(前年比7.4ポイント下落)となり、01年以来のマイナスで、1996年(▲8.3%)以来の低水準となった。インカム収益率が4.1%(同0.1ポイント上昇)、キャピタル収益率が▲10.9%(同▲7.5ポイント)と、キャピタル収益率の大幅下落が要因。

 また、主要都市のすべてで総合収益率がマイナスとなった。総合収益率が低い3都市は、札幌市(総合収益率▲9.4%)、福岡市(同▲9.2%)、大阪市(同 ▲9.0%)。

 同社は「08年に引き続き、リーマンショック後の不動産投資パフォーマンスの悪化が、如実に示されている」と分析している。


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