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13大学が加盟する大学不動産連盟、2010年総会・懇親会開催

「加盟数も増加傾向にあり、組織が巨大化に向かうなか、より充実した会にしていくため、常にコンセンサスを取りながら前進していきたい」と語る山口新理事長

 大学不動産連盟は23日、2010年度総会を横浜ロイヤルパークホテル(横浜市西区)で開催した。

 同連盟は、1999年にスタートし、現在は13大学(慶応義塾大学、早稲田大学、明治大学、中央大学、青山学院大学、日本大学、法政大学、立教大学、同志社大学、上智大学、東洋大学、専修大学、横浜商科大学)の不動産会で構成。そのほか12の地域会に分かれて活動している。
 各大学不動産会相互の親睦を図ることを基本に、不動産事業に関する情報交換、研究活動などを通じて、社会ならびに各母校に貢献することが目的。

 10年度総会には会員529名が参加。総会では、09年度理事長の池田 強氏(不動産青山会代表世話人、青山学院大学)が「当連盟は、発足から7年目に入る。明治学院大学も近々加盟する予定で、よりいっそう、連盟を発展させるために、質の高い行事の運営や社会貢献活動が必要」と挨拶。
 理事会、地域会、総務部会などの活動状況が報告された後、理事長交代式を開催。新理事長に就任した山口昭夫氏(不動産建設桜門会会長、日本大学)は「組織力の基礎が固まってきた今、今回の講演テーマでもある出会いを改めて大切にし、会員同士の出会いが2次元から3次元により発展していく環境にしていきたい」と述べ、今年度は(1)規制の一部改正、(2)社会貢献活動の推進、(3)若年層の意見が取り入れやすい組織づくりを実施していくとした。

 記念講演会は、「出会い」をテーマに、横浜商科大学特任教授で、元文部科学大臣の鈴木恒夫氏による講演、鎌倉市出身のジャアズシンガー阿川泰子氏によるトークショーが繰り広げられた。

 総会後の懇親会では、来賓の横浜商科大学学長の久保清治盛氏の祝辞ののち、同大学理事長の松本英二氏の乾杯のもと盛会となった。


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