藤和不動産（株）は25日、分譲マンション「BELISTA東日暮里」（東京都荒川区、総戸数55戸）の第1期販売について発表した。
同物件は、「同潤会三ノ輪アパート」の等価交換方式による建替えプロジェクトで、同社は本事業により取得した住戸を分譲マンションとして販売する。
同潤会アパートは、大正末期から昭和初期、東京・横浜の16ヵ所に建設された、わが国最初期の鉄筋コンクリート造集合住宅で、現在の都市型レジデンスのルーツともいえる存在。
新築する建物は、敷地面積1,183.86平方メートル、延床面積4,120.55平方メートル、鉄筋コンクリート造地上10階建て1棟、全戸南向きの分譲マンション。東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅より徒歩8分に位置し、「かんかん森通り」の美しい桜並木を目の前に臨み、潤いのある住環境にある。
また、荒川区が民間事業への支援を通じて市街地整備を進めるため、建物共同化・建替え事業について補助を行なう制度「都心共同住宅供給事業」によって建設される。
第1期販売は、販売戸数が25戸、間取りが2LDK+S～4LDK、専有面積が68.40～82.07平方メートル、販売価格が3,978万～5,588万円、最多価格帯が4,300万円台（5戸）。27日に登録申込みを締め切り、28日に抽選を実施した。第2期販売は未定。
完成は2011年2月中旬、入居は同年3月下旬を予定。