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首都圏中古マンション総じて下落するも、マーケットは堅調/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは25日、7月の三大都市圏・主要都市別における「中古マンション 70平方メートル価格月別推移」を発表した。

 同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出し、70平方メートルに換算したもの。

 首都圏の中古マンション価格は2,960万円(前年同月比10.4%増、前月比▲4.0%)と、3,000万円を下回った。都県別でも総じて下落しており、神奈川県で▲5.4%、千葉県で▲3.8%となった。前月の大幅上昇の反動、平均築年数の上昇が影響した。一方で、5月と比較すると築年数が17.4から18.2年になったわりに価格は高止まりしており、マーケットが夏場の縮小期であることも含めると、中古市場の地合いは堅調さを維持しているとした。

 都県別では、東京都3,919万円(同10.1%増、同▲0.7%)、神奈川県2,530万円(同6.2%増、同▲5.4%)、埼玉県1,821万円(同4.3%増、同▲1.4%)、千葉県1,849万円(同8.1%増、同▲3.8%)とすべてのエリアで前月比マイナスとなった。

 近畿圏の中古マンション価格は1,791万円(同0.4%増、同▲3.6%)と7 ヵ月ぶりに1,800万円を割り込んだ。
 県別では、大阪府1,849万円(同▲0.5%、同▲3.1%)、兵庫県1,766万円(同1.9%増、同▲4.5%)。
 
 中部圏の中古マンション価格は1,544万円(同4.0%増、同▲1.7%)と、2009年夏以降は上昇基調で推移していたが、今春以降は1,500万円台半ばで安定推移している。

 詳細は、同社ホームページ参照。


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