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木造耐火4階建住宅を発売、都市部での受注拡大をめざす/三井ホーム

店舗併用2世帯住宅の外観イメージ

 三井ホーム(株)は、ツーバイフォー工法による木造耐火4階建住宅のフリー設計商品「MULTIS-4(マルティスフォー)」を、9月17日に発売する。

 同社オリジナルの屋根断熱パネル「ダブルシールドパネル」により、勾配天井の吹抜けやロフトなどの設置が可能。また、湿式外壁による1時間耐火構造認定を取得している「ファイヤーブロック工法」で、木造の風合いを出した外観デザインにした。隣家との間隔が狭い敷地でも、ジャッキを使って壁を建て起こす施工方法「外壁建て起こし」による建築ができる。

 敷地形状に合わせて、専用住宅、店舗および賃貸併用住宅など、3プランを用意。店舗併用2世帯住宅は、1階に店舗、2・3階を子世帯、4階を親世帯のフロアとし、4階へは専用のエレベータを設けている。狭小敷地の2世帯住宅は、4層吹き抜けの「ライトコート」を設けて光を取り入れ、また、4階上に小屋裏収納を設置、敷地をフル活用する。変形敷地の賃貸併用住宅では、壁を斜めに配置することで変形敷地に対応、ワンルームの賃貸住宅を3戸併設した。

 参考価格は、店舗併用2世帯住宅で8,893万9,200円(施工床面積約377平方メートル)。

 同社は、同商品により都市部での需要を喚起するとともに、幅広い用途および形態の耐火建築物の受注拡大をめざす。また「公共建築物等木材利用促進法」が近く施行予定であることから、住宅だけでなく公共建築物など、幅広い用途で普及を見込む。


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