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JR「渋谷」駅周辺の大規模土地区画整理事業が始動/東京急行電鉄ほか

 東京急行電鉄(株)、東日本旅客鉄道(株)、東京地下鉄(株)、(独)都市再生機構などが参画する「東京都市計画事業 渋谷駅街区土地区画整理事業」(東京都渋谷区)は14日、施工認可を受け事業着手した。

 同事業は、日本有数の大規模ターミナル「渋谷」駅(JR山手線、東急東横線・田園都市線、東京メトロ銀座線・副都心線、京王井の頭線)を中心とする約5.5haを施工区域とするもの。現在進められている東急東横線の地下化・東京メトロ副都心線との相互直通運転を契機に、JRおよび東京メトロ「渋谷」駅の機能更新と合わせ、駅前広場等の都市空間を立体的に再編。交通結節点としての機能を強化していく。

 主な整備内容は、(1)東西駅前広場の整備による安全で快適な歩行者空間の創出と多様な交通手段の結節機能強化、(2)東西駅前広場の整備に伴う銀座線の橋脚及び渋谷川の移設、(3)東口駅前広場地下に雨水貯留施設を整備、(4)東西駅前広場をつなぐ自由通路を南北2ヵ所に整備、駅前広場の連続性・一体性を確保。

 施行代表者は、東京急行電鉄。地権者は、東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄。総事業費は約577億円で、2026年度の完成を予定している。


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