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リノベーションのあり方テーマにクロストークイベント開催/リノベーション住宅推進協議会

「中古物件に関心が持たれるようになり、ニーズが多様化するなか、リノベーションを通じて中古への不安を解消する仕組みづくりをしていきたい」と語る内山副会長
石井氏による「もしもあのヒーローが家を買ったら」展の解説。石井氏はアメコミ「スパイダーマン」の主人公「ピター・パーカー」が「もしリノベーション住宅住んだら?」を想像して、彼に合った物件探し、リノベーションプランを紹介した

 (社)リノベーション住宅推進協議会は2日、「リノベーション EXPO JAPAN 2010」の一環として、東京・青山にある「j.s.pancake cafe」(東京都港区)でリノベーションに対するクロストークイベントを開催した。

 10月29日にスタートした「リノベーション EXPO JAPAN 2010」は、同協議会会員約80社が、リノベーション済み物件のオープンルームを全国約321ヵ所で公開しているほか、首都圏、東海、関西、中国、九州地方の全国5拠点で企画展やトークイベント、セミナーなどを実施している。開催期間は11月3日まで。

 イベント冒頭、同協議会副会長の内山博文氏((株)リビタ常務取締役)は、「リノベーションを多くの方々に知ってもらうためのさまざまなイベントや、普段は一般の方に見ていただく機会の少ないリノベーション物件のオープンルームを、全国の企業と協力しながら開催できたことを嬉しく思う。今後もこういった活動を通じてユーザーが安心して買い替えできる市場にしていきたい」と語った。

 続いて、リノベーション市場を牽引する石井 健氏((株)ブルースタジオ執行役員)、馬場正尊氏((株)オープン・エー代表)に加え、シェアハウスなどリノベーションに特化したデザインなどを手がける建築家・坂田夏水氏((株)夏水組代表)による「もしもあのヒーローが家を買ったら」展の紹介に続いて、各世代によるリノベーションに対する考え方の変化、地方都市でのリノベーション、今後のリノベーションあり方などをクロストークした。
 クロストークでは、リノベーションは企業が参入しやすい分、その質などにバラつきがあると指摘。同協議会推進役でもある石井氏は「将来的にリノベーションに対する資格や教育制度をつくりたい」と言及した。

 当日は、会員やプレス関係者のほか、一般人も多く参加し、盛会となった。


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