不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

首都圏新築戸建の成約価格、2ヵ月連続の上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は24日、2010年11月度の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建6,525件、中古マンション1,476件)と、成約物件(新築戸建1,370件、中古マンション442件)の価格についてまとめたもの。

 新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,088万円(前年同月比1.0%増)で2ヵ月ぶりに前年同月を上回った。成約価格は3,150万円(同0.8%増)で、2ヵ月連続のプラス。東京23区や神奈川県の高額物件成約が堅調だったため。ただし、3,000万円台の物件シェアが30.4%(同▲7.6ポイント)となるなど、高額物件と低額物件にニーズが二極化している。また、成約平均価格は、9ヵ月連続で登録価格を上回った。

 一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,320万円(同9.1%増)で12ヵ月連続のプラス。成約価格は2,123万円(同11.2%増)と11ヵ月連続のプラスとなった。新築戸建と同様、成約物件の平均価格は8ヵ月連続で登録物件の平均を下回っている。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら