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東京・赤坂の複合ビル「アークヒルズフロントタワー」を竣工/森ビル

竣工した複合ビル「アークヒルズ フロントタワー」の外観

 森ビル(株)は3日、東京都港区赤坂で開発を進めてきた複合ビル「アークヒルズフロントタワー」(東京都港区)を竣工した。

 同ビルは、敷地面積約2,006平方メートル、延床面積約2万4,858平方メートル、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上22階地下1階、塔屋1階建て。オフィス(2階および13~21階)、住宅(6~12階)、店舗(1階)などからなり、建物の高さは約100mとなる。また、駐車場となる3~5階部分に制震装置を集約。集約型制震構造を持つ高層ビルは国内初となる。

 オフィスは総賃室面積約9,539平方メートル、基準階賃室面積約1,008平方メートル。整形・無柱空間とし、レイアウトの自由度を高めた。

 住宅は総戸数41戸(賃貸戸数38戸)。住戸面積約65~200平方メートル。最大3,000mmの天井高、300mmの二重床、スペックの高い電気容量と空調設備を備えたほか、ラウンジやミーティングルームなど、共用施設を充実させた。

 また、超高層オフィスビルとしては都内最大級となる約1,000平方メートルのルーフガーデンを設け、芝生や中高木を含めて300平方メートルの緑地を確保。地上を含めビル全体の緑被率を約40%とした。植栽は、生物多様性の考え方に基づき、地域種を主としている。


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