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2010年のマンション発売戸数、5年ぶりに増加も地方は激減/不経研調査

 (株)不動産経済研究所は22日、「2010年 全国マンション市場動向」を発表した。

 10年1~12月の全国におけるマンション発売戸数は8万4,701戸(前年比6.4%増)と5年ぶりの前年比増加となった。

 地域別では、首都圏4万4,535戸(同22.4%増)、近畿圏2万1,716戸(同9.8%増)、東海・中京圏6,094戸(同8.9%増)、北海道1,201戸(同▲26.0%)、東北1,446戸(同▲23.9%)、関東729戸(同▲61.1%)、北陸・山陰258戸(同▲3.0%)、中四1,979戸(同▲3.4%)、四国731戸(同▲36.5%)、九州6,012戸(同▲33.0%)。首都圏、近畿圏、東海・中京圏は増加したが、地方は減少した。

 1戸当たりの価格は4,022万円(同5.8%増)、1平方メートル当たり単価は55万7,000円(同7.1%増)。

 事業主別供給戸数は、(株)大京(5,307戸)が3年連続でトップ。次いで、三井不動産レジデンシャル(株)(5,037戸)、野村不動産(株)(5,036戸)となった。

 なお、11年の発売戸数は9万3,500戸(同10.4%増)と、増加する見込み。地域別では、首都圏5万戸(同12.3%増)、近畿圏2万4,000戸(同10.5%増)、東海・中京圏5,000戸(同▲18.0%)、九州地区7,000戸(同16.4%増)と、大都市圏は増加、地方圏は横ばいから回復傾向となる見込み。都市部で大企業中心の市場を形成し、中・小規模物件が中心となるとみている。


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