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「晴」は前月と変わらず。全体的に安定傾向強まる/東京カンテイ「中古マンション価格天気図」

 (株)東京カンテイは2月23日、2011年1月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向にある場合を「雨」としている。

 同月は、「晴」が前月の8から変わらず、「薄日」が7から9に増加した一方、「小雨」も5から7に増加した。「雨」は16から15に減少している。前月から天候に変化がなかった都道府県は29で安定傾向が強まっている。
 改善した地域数は10府県で、横ばいとなった地域が21から29と増加し、悪化した地域は15から8に減少した。
 埼玉県、神奈川県、愛知県、兵庫県は「晴」で変動がないが、価格自体は強含んでおり、中古価格は上昇傾向で推移している。

 首都圏の70平方メートル換算価格では、東京都が前月比で▲0.2%と、3ヵ月連続の下落。神奈川県と埼玉県は価格変動がごくわずかで、千葉県は1.4%上昇。首都圏全体ではおおむね横ばいで推移した。近畿圏では大阪府で▲0.8%、奈良県で▲1.2%と下落、和歌山県で5.7%上昇しやや強含んだが、全体的には安定基調を維持した。中部圏は、愛知県で0.8%上昇、静岡県は▲2.8%下落、岐阜県は4.0%上昇、三重県は3.3%上昇とおおむね横ばい傾向となった。


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