不動産買取再販などを展開する(株)ネクスウィルは4日、「害虫・害獣リスク」に関する調査の結果を公表した。
全国で放置空き家が増加する中で、管理の行き届かない空き家がハチやハクビシン・ネズミといった害虫・害獣のすみかとなって近隣住民の生活環境に被害を及ぼす事例も目立っていることから実態を明らかにした。調査は7月21日、1都3県を除くエリアに住む30歳以上60歳以下の男女600人を対象にインターネットによるアンケートを実施した。
害虫・害獣による被害状況を聞いたところ、「自身が被害を受けた」という回答が12.8%、「家族・知人が被害を受けた」が14.7%となっており、4人に1人以上が身近な範囲で害虫・害獣の被害を受けていることが分かった。その具体的内容については「ハクビシンが天井裏に入ってしまい、尿被害で天井を取り換えることになった」「山林でツキノワグマに遭遇して顔面の皮膚移植をすることになった」など、深刻なものも挙がった。同社では、「背景には相続放棄や管理不全によって放置空き家が害虫・害獣の巣窟になってしまうことがある」と分析する。
また、「地方暮らしの不安点」について複数回答で聞いたところ、「生活利便性に関する不安」が51.8%で過半となり、次いで「自然災害」が48.7%となった。「害虫・害獣による被害」は35.6%、「空き家の増加による治安・景観の悪化」が34.7%と、空き家の管理が地域の住環境の鍵を握っていることもうかがえた。