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30~40歳代の独身男女、親との同居理由は「家を出るキッカケがない」「生活費・家賃の節約」/アットホーム調査

 アットホーム(株)は9日、親と暮らす30~40歳代の独身男女の住まいに関する意識調査結果を発表した。
 
 1都3県在住で親と同居している30~40歳代独身サラリーマン・OLそれぞれ300名、計600名にインターネットを通じて調査したもの。調査期間は2011年2月4~7日。

 親と同居している理由(複数回答)のトップは、「家を出るキッカケがなかったから」が56.0%でトップ。また、「生活費の節約のため」が52.5%、「家賃がかからないから」が46.3%となった。また、「親だけで暮らす状況が不安だから」が40歳代男性で32.9%、40歳代女性で36.3%となるなど、親思いな反面、30歳代男性の31.8%、女性の30.0%が「家事をしてもらえるから」と回答するなど、「ちゃっかり派」も多いことが判明した。

 また、将来的な住居購入希望を問う設問では、50.3%が購入したいと回答。購入可能な住居価格の平均は2,755万円であった。

 平均年収は男性が435万円、女性が348万円。金融資産は男性が681万円、女性が618万円であったが、金融資産がゼロとの回答も男性で13.3%、女性で17.7%いた。
 親に生活費を払っている人は全体の78・8%で平均支払額は5.2万円。

 今後、家を出るきっかけは、「自分の結婚」(62.8%)がダントツのトップ。
 親元を離れたときに住みたい住居は、男性の37.7%が持ち家・新築戸建て、女性の32.7%が持ち家・新築マンションとそれぞれ回答のトップになった。

 なお、いったん、親と離れても、将来的に同居を考えている人は28.2%。
 また、「将来的な親の介護は自分がする」との回答も73.3%であることがわかった。


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