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住宅リフォーム廃材を再資源化、「INAXエコセンター茨城」を開設/LIXIL

「エコセンター常滑」(2007年愛知県常滑市に開設)でのシャワートイレ分解の様子

 (株)LIXILは、8日、茨城県つくば市に、住宅リフォーム廃材の収集・運搬、処分を行う『INAXエコセンター茨城』(茨城県の産業廃棄物処分業:許可申請中)を開設すると発表した。

 同センターでは、INAXのノウハウを活かし、マテリアルリサイクル率90%以上を実現、資源の再利用、循環を推進する予定。敷地面積は建屋部分567平方メートル、処理施設は破砕機(4.48t/日:ガラス・陶磁器クズを破砕処理時)、圧縮機(13.20t/日:紙くずを圧縮処理時)を備える。
 東京、神奈川、千葉などの住宅リフォーム店の協力を仰ぎ、シャワートイレや水栓金具などから処理をスタート。今後は、洗面台、キッチン、浴室扉など水まわり設備機器やアルミサッシなどへと拡大していき、すべての使用済み住宅設備機器類の収集・リサイクルをめざしていくとしている。
 また、加盟店には電子マニフェスト管理を導入してもらい、複雑化する廃材処理のマニフェスト管理を簡便化する。


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