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PHVとEV使ったマンション向けカーシェアリングを実施へ/トヨタ自動車ほか

 トヨタ自動車(株)は13日、野村不動産(株)、トヨタホーム(株)、(株)大京と共同で、2012年春から「マンション向けにカーシェアリング」を実施すると発表した。
 カーシェアリングが石油消費の抑制や地球温暖化への対応策として注目されることから、将来の車のあり方につながる利用法の1つとして、プラグインハイブリット車(PHV)と電気自動車(EV)を使って実施する。

 対象となるマンションは、「プラウド駒場」(東京都目黒区、総戸数223戸)、「プラウド杉並和田」(東京都杉並区、総戸数133戸)、「ヴィラス星ヶ丘の森」(名古屋市東区、総戸数278戸)の3棟でいずれも計画中、1棟につき「プリウスPHV」と電気自動車の各1台を配備する。車両は、各地域のトヨタレンタリース店を通じて提供・運営し、駐車場や充電施設は各不動産会社と機械式駐車場メーカーIHI運搬機械(株)と協力して整備する。利用料は未定。

 「プリウスPHV」は、家庭用電源から充電ができ、満充電状態で23.4kmのEV走行が可能で、充電分を使いきった後は、エンジン走行できる。12年初旬までに市販する計画。EVについては、105km走行できるモデルを開発中で、12年の市場導入をめざしている。


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