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既存住宅の改修提案が長期優良住宅先導事業に採択/木住協

 (社)日本木造住宅産業協会は30日、協会内に設置した「長期優良住宅先導的事業検討ワーキング」が会員の共同提案者34社とともに応募した「平成23年度第1回長期優良住宅先導事業の提案募集」で、「木住協ながい木リフォーム~棲み継ぎの家~」が既存住宅等の改修部門で採択されたと発表した。

 同協会のモデル事業・先導事業野採択では「新築部門」で過去3回採択されているが、「既存住宅等での改修部門」では初めて。

 同提案では、長期優良住宅の基本的な考え方として、高齢化社会への対応と、住宅を長期に持続的に利用できるものとするためには、住まい手の生活ステージを設定しその時系列的変化を想定してリフォームの内容を検討することが重要とし、子供が独立して老年期を迎えた夫婦世帯を主な対象として、1stステージと2ndステージに分類。各ステージに応じたリフォームの類型を示唆している。
 また、住まい手が快適で安全な暮らしを実現するとともに、住宅全体の長寿命化のため改修計画メニューの全体像を整理し、計画基準を設定し提案していく。

 同事業では、リフォームの係る事業を調査・診断、計画・設計、施工・検査および履歴情報整備・維持管理支援の4つに区分し、各工程の業務を実施する主体と役割を明確化し、業務を確実に遂行できる体制を整備する。


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