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「HySPEED工法」第5回全国大会、商品力とWEBサイトの強化を推進/ハイアス・アンド・カンパニー

受注キャンペーン表彰式の様子。同社代表取締役社長の濵村聖一氏(右)と、ハイスピードコーポレーション(株)代表取締役・松下博行氏(左)に祝福される、受賞者3名

 ハイアス・アンド・カンパニー(株)は16日、住宅向けエコ地盤改良工法「HySPEED工法」の第5回全国大会をシェラトン都ホテル東京(東京都港区)で開催した。

 冒頭、同工法の開発元で、同社と業務提携を結んでいるハイスピードコーポレーション(株)代表取締役・松下博行氏は「東日本大震災で地盤への注目が高まっており、HySPEED工法は今年飛躍の年となる。必要なことは仲間同士の連帯感や責任感だ。われわれは一丸となって同工法の普及に取り組んでいこう」などと挨拶した。
 
 現状報告では、実績について、ネットワーク代理店数は全国で167社、施工実績は3,767棟と発表。今後については、ハイアス・アンド・カンパニー取締役執行役員・中山史章氏は「同工法の知名度が上がり、客層が広がっている。地盤に対して真面目に取りくむ会社が評価される時代なので、引き続き新規獲得とリピート受注を拡大していきたい」などと話した。

 続いてネットワーク会社が、10年11月~11年8月までの総施工m数を競うキャンペーンの結果が発表され、1位が(株)宇佐美工業(熊本県熊本市)、2位が英重機工業(株)(群馬県太田市)、3位が三和ボーリング(株)(富山県富山市)という結果となった。
 続いて、東海大学教授工学博士・藤井 衛氏による「東日本大震災における戸建住宅の液状化とこれからの課題」と題した特別講演が行なわれた。

 閉会挨拶で、同社代表取締役社長の濵村聖一氏は「HySPEED工法の品質水準は高まってきているが、商品をブラッシュアップすることで、よりいっそうの品質向上に努め、商品力を上げていきたい。今後は、土地情報を網羅するサイトやITインフラなどを、ネットワーク企業に提供し生産性を高めたい」などと語った。


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