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「リーガロイヤルホテル」の土地を取得。ホテルの再開発へ/森トラスト

 森トラスト(株)は、(株)ロイヤルホテル(大阪市北区、社長:川崎 亨氏)と新たに資本業務提携契約を締結、ロイヤルホテルおよびその子会社が保有するリーガロイヤルホテル(大阪)の土地を関電不動産(株)(大阪市北区、社長:篠丸康夫氏)とともに取得すると発表した。

 同社は2006年7月7日付で、ロイヤルホテルが実施した第三者割当増資を引き受け、同社の筆頭株主となり、ロイヤルホテルの財務体質強化および戦略的な設備投資等における協力関係を構築してきた。
 今回、競争の激化するホテル業界の中で、関西の歴史あるトップホテルブランドである「ロイヤルホテルブランド」の拡大発展をめざすこと、高級ホテルを複合した都市開発を行なう森トラストの事業ノウハウをより有効に活用することなどを目的に、戦略の再構築を実施。新たな資本業務提携契約を行なうことにしたもの。

 具体的には、リーガロイヤルホテルの土地における新ホテル建替えを含めた再開発事業について、10年後の実現をめざし、検討・協議を進めていく。なお関電不動産とも協働して推進することで、中之島西地区の価値を高められる再開発をめざしていく。
 再開発事業の実現に向けては、ロイヤルホテルおよび同社子会社である(株)アール・ピー・ビルディングが保有するホテル所在土地を関電不動産と共同で取得。そのうえで、期間10年の事業用定期借地権を設定、ロイヤルホテルが運営を継続、再開発後もホテル事業を継続・発展させていくことをめざす。

 さらに、同社が保有するロイヤルホテルの株式の一部を、アサヒビール(株)、サントリーホールディングス(株)等の既存株主を中心とした関西財界各社に譲渡。関西財界とのさらなる協力関係の強化を進めるとしている。


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