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中古マンション価格、全国的な下落傾向鮮明に/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは29日、2011年10月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプ中古マンションの流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向にある場合は「雨」と表記している。

 同月は「晴」が前月の6から4に減少、「薄日」は10から11に増加、「曇」は10から9に、「小雨」は14から12に減少、「雨」が7から11に増加した。改善地域7(前月比2増)に対し、悪化地域は16(同5増)。47都道府県のうち24地域(同▲7)は横ばい。

 天気が改善した7地域のうち、岩手県、福島県では大きく上昇したものの、岐阜県、兵庫県、広島県では小幅な上昇にとどまっている。三大都市圏では「晴」を維持していた埼玉県と大阪府が「薄日」に転じ、「晴」がゼロとなった。全国の中古マンション価格の下落傾向がより鮮明になっている。

 天気図の詳細は、同社ホームページ参照。


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