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新横浜で社宅をコンバージョンしたシェアハウスを竣工/シエスタ、UDS

庭から見た「文苑邸」外観パース
各個室は開口部に合わせて設計しているため、すべてレイアウトが異なる

 (株)シエスタ(東京都渋谷区、代表取締役:細野晃弘氏)は、UDS(株)(東京都渋谷区、代表取締役:中川敬文氏)などと共同で企画開発を進めてきたシェアハウス「文苑邸」(横浜市港北区、全15室)を竣工。報道陣に公開した。

 「文苑邸」は、JR横浜線「小机」駅徒歩12分、「新横浜」駅徒歩19分の住宅地に立地する築33年の社宅を、シェアハウスにコンバージョンしたもの。敷地面積1,446.94平方メートル、延床面積457.69平方メートルの既存建物を最大限活かし、“成長する家”をコンセプトにシエスタが事業プロデュース・デザインディレクション・運営、UDSが事業計画・設計を手掛けた。

 既存物件の魅力である木質素材の壁仕上げや庭に開いた大きな吹き抜け、トップライトのある温室的な空間をそのまま活用。新たに、木の扉やタイルの床等、素材感のある仕上げを行なった。各個室では壁の塗装も可能としている。

 また、敷地の約半分を占める庭ではお花見やBBQ等を開催する。シエスタは今後も、庭でのヨガ教室やDIY教室、菜園プログラム等、定期的にイベントを開催する予定で、入居者やその友人等をはじめとした豊かなコミュニティづくりをサポートしていく。

 UDSコーディネイト事業部マネージャーの高橋祐策氏は、「土地活用の依頼を受けた際は、高齢者向けのコレクティブハウスという提案だったが、中長期的なマーケットニーズを勘案し、シェアハウスとした。都心のシェアハウスに比べて個室が広く、広大な庭があるので、快適な時間を過ごしてほしい」と話す。

 賃料は、月額6万4,000~8万6,000円の他、共益費1万 2,000円。現時点で2室の入居者が決まっている。反響の男女比はほぼ1対1で、社会人が大半だという。


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