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東京・文京区で2棟の建て替えビルを竣工/ヒューリック

右が「ヒューリック駒込ビル」、左が「ヒューリックレジデンス駒込」

 ヒューリック(株)は17日、銀行店舗の建て替え事業である「ヒューリック駒込ビル」(東京都文京区)と、賃貸住宅「ヒューリックレジデンス駒込」(同、総戸数66戸)が竣工したと発表した。

 同社所有の「駒込富士ビル」の老朽化に伴い、単独店舗1棟を、2棟の建物へと建て替えたもの。日影制限、建物高さ制限等をクリアすると共に、敷地の有効利用を図るべく、敷地分割手法によって、銀行店舗と共同住宅という異なる用途の建物を両立した。

 建設地は、都営三田線「千石」駅から徒歩2分、白山通りと不忍通りとの交差点角地に位置。「ヒューリック駒込ビル」は、鉄骨造地上4階建て、敷地面積459.45平方メートル、延床面積1,450平方メートル。環境配慮として、外壁のガラスに日射抑制型のLow-eガラスを採用し、縦型ルーバーとの相乗効果により空調負荷を軽減する。また長寿命化対応として、設計時により建築基準法で定める地震力(震度6強程度)の1.25倍の保有水平耐力を確保した。

 「ヒューリックレジデンス駒込」は、鉄筋コンクリート造地上12階建て、敷地面積482.32平方メートル、延床面積3,292.32平方メートル。共用部照明にLEDを採用。屋上に定格出力3.3kwhの太陽光発電設備を設置することで、約1万4,000kwhの省エネ効果を見込む。壁面緑化や屋上緑化も施すなど、まち並みや環境にも配慮している。


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