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大阪・堺市のエコモデルタウンが「平成24年度 住宅・建築物省CO2先導事業」に採択/大和ハウス工業

 大和ハウス工業(株)は30日、国土交通省が公募した「平成24年度(第1回)住宅・建築物省CO2先導事業」の住宅・建築物の新築事業(戸建住宅部門)において、同社のスマートコミュニティ第1弾である「晴美台エコモデルタウン創出事業」(大阪府堺市、総区画数65区画)の提案が採択されたと発表した。

 同事業は、大阪府堺市泉北ニュータウン内の小学校跡地1万6,754.74平方メートルで進める分譲住宅。住宅の躯体・設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用等により、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロまたはおおむねゼロとなる住宅「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」をすべての住戸で採用するほか、共用施設のエネルギーを太陽光発電システムと大型リチウムイオン蓄電池でまかなうことで、ネット・ゼロ・エネルギー・タウンを実現するもの。開発計画から住宅・外構計画、販売後のサポートまで一貫して、エネルギー消費量やCO2排出量の削減を目指した「まちづくり」「住宅」「マネジメント」「管理組合」「普及」の5つの取り組みを展開していく。

 今回の採択理由として、エコモデルタウンを目指した住宅団地開発で、全棟ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスとするとともに、まちづくり・マネジメント・持続可能な取り組みなどにバランスよく取り組んでおり、住宅団地開発のモデルケースとして今後の波及、普及効果などがあげられたという。

 同住宅の販売開始と入居開始は2013年4月を予定。価格は未定。


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