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東京・西永福の築50年以上の平屋を、女性向けシェアハウスに再生/Rバンク

庭が一望できるダイニング・キッチン。木製のキッチン、収納を設置、木のぬくもりを感じる空間に仕上げた
同物件では、オーナーが愛用した調度品・家具をインテリアに使用している。写真の居室「牡丹」には、「足踏ミシン」を設置
閑静な住宅地に位置する「四季邸西永福」外観

 (株)Rバンクは21日、築年数50年以上の平屋を改修した女性専用シェアハウス「四季邸西永福」(東京都杉並区、総室数6室)を報道陣に公開した。同社が手掛ける女性向けシェアハウスの28棟目。

 同物件は、京王井の頭線「西永福」駅から徒歩2分に位置する木造平屋を全面リノベーションしたもの。築年数は不明だが、戦前に建てられた説が有力としている。

 建物は構造部の補強を実施。植栽豊かな日本庭園を生かし、「花鳥風月」をテーマに設定。庭に咲く花々である「金木犀」「椿」「牡丹」「梔」「紫陽花」「梅」を各個室名として割り当てた。各居室内にはそれに呼応したタペストリーをインテリアとしてかけている。
 居室内にはマットレス、小型冷蔵庫、インターネットLANの差込口、シャンデリアタイプの照明などを用意。共用部であるキッチン・ダイニングは既存の柱、梁を生かし、天井を現しとするなど、開放感のある空間に。木をベースにしたキッチン・収納棚などを設置することで統一感を演出した。

 また、警備保障会社による警備や複製できないカード鍵を導入し、セキュリティにも配慮。水回りは一新し、シャワールームのほか浴槽のあるバスルームも設置した。また宅配BOX、高速インターネットサービス環境を設けた。なお、掃除機、洗濯機、食器などの生活用品はあらかじめ用意している。工事費用は約2,000万円。

 専有面積は7~9.9平方メートル、賃料は5万~6.6万円(共益費1万3,000円)。21日時点で3室が申込済み。入居開始は26日から。


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