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複合ビルを「健康」がテーマのシェアハウスへコンバージョン/コプラス

標準タイプの7.18平方メートルの居室。コンパクトでシンプルな室内に仕上げた
4階のコモンスペース。居住者が集まるリビングに大きなカウチやテレビなどが配置され、落ち着いた雰囲気に
フィットネスルーム。室内サイクルやバランスボールなどを用意

 (株)コプラスは23日、複合ビルをコンバージョンした女性限定シェアハウス「しぇあこ門前仲町」(東京都江東区、総室数14戸)を報道陣に公開した。

 同物件は、東京メトロ・都営地下鉄「門前仲町」駅徒歩3分に位置し、鉄筋コンクリート造地上5階建て。1978年に事務所・住居として竣工した複合ビルを、現在の個人オーナーが取得。価値最大化を図るべく、シェアハウスへのコンバージョンを実施したもの。コプラスは企画・運営を担当した。なお、シェアハウスとして使用するにあたり寄宿舎へと用途変更を済ませている。

 物件のテーマは「健康」、1階には元々入っていたコインランドリーに加え、フィットネスルームを用意。2、3、5階を居室とし、4階にはアイランドキッチンやテーブルを備えたコモンルームを用意するなど、共用施設を充実させた。

 各居室にはベッド、テーブル、椅子、引き出し式収納ケース、インターネット環境を整備。スリッパやサンダルを履き椅子に座るという生活を想定し、床はモルタルで仕上げた。専有面積は、7.16~10.83平方メートルで、賃料は4万5,000~6万7,000円(別途共益費1万5,000円)。募集部屋は14室で、すでに7件の申し込みが入っているという。竣工は10月26日、入居開始は11月1日の予定。

 同社企画開発部PMグループチーフ 露木 圭氏は「当社はシェアハウスの設計の経験はあるが、管理・運営の経験はまだまだ少ない。今後は同物件の管理・運営を通じて実績を積んでいきたい」などと述べた。


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