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首都圏投資用ワンルーム、新築表面利回り4%台を維持/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは30日、首都圏投資用ワンルームマンション市場調査結果を発表した。2012年1~9月の新築・中古ワンルームマンションの平均賃料・表面利回りを調査したもの。

 同期間の平均賃料は、新築が1戸当たり8万865円(前年同期比0.2%増)、坪当たり1万1,569円(同▲1.0%)、中古が1戸当たり6万9,512円(同▲1.1%)、坪当たり1万1,079円(同▲1.6%)と、新築の戸当たり賃料を除き、いずれも昨年からわずかに下落した。

 同社は、景気の低迷による所得の伸び悩みが続いている状況では、今後も早期の賃料相場の回復は期待できないと分析。「新築では、坪賃料は下落傾向にあるが、1戸当たり賃料は平均専有面積の緩やかな拡大によって堅調に推移している」とした。

 一方、表面利回りは、新築が4.16%(前年同期:4.06%)と4%台を維持、中古も8.39%(同:8.03%)とともに上昇した。新築・中古の利回り差は、08年以降拡大に転じ、12年時点では4.23ポイントと03年と同水準まで拡大している。


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