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13年世界不動産投資額は1兆米ドル突破と予想/C&W調査

 グローバルな総合不動産会社・クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(本社:アメリカ・ニューヨーク、C&W)は14日、世界の不動産投資市場に関する調査レポートを発表した。

 2012年の世界の不動産投資総額は9,290億米ドル(前年比6%増)という結果に。地域別では、南北アメリカ(米州)は活発な投資、イールドの縮小、賃料の上昇と好調な実績をみせたが、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)は市場が減速。アジアは、EMEAに比べ安定的に推移した。
 グローバル取引における米州のシェアは32%(同4ポイントアップ)、アジアは47%(同1ポイントダウン)、EMEAは21%(同7ポイントダウン)となった。一方、クロスボーダー投資では資本の51%が欧州に投下されており、米州は31%、アジアは18%にとどまった。

 13年の世界不動産投資総額は、景気回復、デット市場改善などを背景にテナント需要増加が見込まれ、結果07年以来6年ぶりに1兆米ドル(同14%増)を突破すると予想。北米とアジア市場がリードし、機関投資家と個人富裕層が牽引すると見込んでいる。


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