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福島の全棟ゼロエネ住宅のスマートタウン、販売開始/積水ハウス

「グリーンファーストハイブリッドゼロ」イメージ図。全37棟のうち、14棟に採用。災害時でも、電気やお湯が使用できる

 積水ハウス(株)は12日、スマートタウン「スマートコモンステージ森合」(福島県福島市、全37区画)の販売を開始した。

 「スマートコモンステージ森合」は、JR「福島」駅より約2.4kmに位置し、総開発面積1万970.79平方メートル。37棟全棟を「グリーンファーストゼロ」とし、「ハイグレード断熱仕様」や「高効率エアコン」などの省エネ設備を採用、日射・通風配慮設計などのパッシブ技術を取り入れることで、エネルギー消費量を大幅に削減するとともに、太陽電池や燃料電池による創エネでエネルギー収支ゼロを目指す。これにより光熱費1世帯当たり年間約30万円を削減できるほか、年間138MWh(一般家庭約38世帯相当)の余剰電力を近隣に供給することが可能となる。CO2排出量も年間約162t削減する。

 また、37棟のうち、14棟については太陽電池・燃料電池・蓄電池の3電池と連携制御するHEMSを搭載したZEHの「グリーンファーストハイブリッドゼロ」とする。停電時でも自動的に電力供給システムが稼働し、あらかじめ設定したコンセントや照明が使用できるとともに、お湯の供給も可能とするなど、災害時の「安心拠点」を設けることで計画防災タウンとする。

 同社は今後も「安全・安心」「健康・快適」「エネルギー」「見守り」をキーワードに、全国で「スマートコモンシティ」を展開していく方針。


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