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東京・豊洲展示場に都市型3階建てモデル開設。都市部市場へ本格参入/ヤマダ・エスバイエルホーム

都市型3階建て住宅「Villenzz(ヴィレンツ)」のモデルハウス外観
1階には、ビルトインガレージやSOHO、店舗などに活用できる多目的スペースを設置

 (株)ヤマダ・エスバイエルホームは2日、豊洲展示場(東京都江東区)にある都市型3階建て住宅「Villenzz(ヴィレンツ)」のモデルハウスを、プレス向けに公開した。

 同社では、都市部における3階建て市場への本格参入のため、2013年1月より販売を開始した「ヴィレンツ」のモデルハウスを、8月31日に豊洲展示場に開設。オープン以来、周辺エリアから20~30組が来場者を集めている。

 「ヴィレンツ」シリーズでは、「SxL-Wood構法」を採用した「ヴィレンツ」モデルと、「ヴィレンツGA」モデルの2種類を用意。いずれも、壁体内に空気を通す壁体内換気システムにより内部結露による腐朽を抑え、耐久性の優れた構造としている。
 本体価格は、「ヴィレンツ」が坪当たり55万円台(税込み)、「ヴィレンツGA」が坪当たり63万円台(税込み)。

 モデルハウスでは、2世帯住宅を想定。住宅の中心に親世帯と子世帯の共用の玄関ホールと階段を設計。これにより、生活空間は分かれていながらも、程よい距離を生み出している。親世帯は1階の寝室や和室、2階のLDKを中心に生活するように、子世帯の居室は3階に設計。子供室は3方向に窓を設け、屋上庭園ともつなげている。納戸は将来を見据えて、ホームエレベーターに転用できるように、1~3階まで同じ位置・大きさで設置した。
 1階部分は生活スペースを確保しつつ、ビルトインガレージやSOHO、店舗など、さまざまな用途に活用できるような多目的スペースを提案。また、将来的には子世帯が親世帯ゾーンへ移り、子世帯部分を賃貸住宅とすることも可能にするなど、柔軟に対応できるように設計している。

 同社では、二世帯住宅としてだけではなく、独立した狭小3階建て住宅としてもイメージできる構成とし、ターゲットはしぼらず、30歳代~40歳代の子育て層、DINKS、建て替え層など、幅広い顧客のニーズに対応できるようにしていくという。今後も都市部・狭小地需要のさらなる強化を図っていく方針。


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