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京橋駅直結の再開発事業、着工。32階建て複合ビルを開発/日土地、東京建物ほか

再開発複合ビルの外観パース(中央通りより)
ガレリア空間(敷地内中央通り側より)

 日本土地建物(株)、東京建物(株)、(株)日建設計、清水建設(株)が特定業務代行者として参画している「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業」の起工式が2日、行なわれた。

 同事業は、東京メトロ銀座線「京橋」駅に直結する約1haの区域に、事務所、店舗、公益施設などを開発する再開発プロジェクト。鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上32階地下3階建て。また敷地内に建設する歴史的建築物棟は、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上8階地下2階建て。

 中央通りと柳通りをつなぐ敷地の貫通通路には、自然光を取り入れた高さ約31mのガレリア空間を設置。地下から連続する吹き抜けなどにより低層部のオープンスペースとつなげて、開放的な空間を創出する。また外装デザインは、歴史的建造物との調和と対比を図り、高さ31mで軒線を揃えることで、魅力的な都市景観形成を図る。

 防災対策などについては、再開発棟に中間層免震構造を採用し、高度な耐震性能を確保。また非常用発電機の整備や、テナント用非常用発電機設置スペースの確保、備蓄倉庫の整備などを採用する。

 竣工は2016年10月の予定。


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