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投資用区分マンション、より高額物件を購入する傾向が鮮明に/ファーストロジック調査

 (株)ファーストロジックは15日、2013年12月期の「投資用不動産の市場動向調査」結果を発表した。12月中に、同社が運営する不動産投資サイト「楽待」(http://www.rakumachi.jp)に新規掲載された物件・問い合わせのあった物件の取引状況を調査したもの。

 投資用1棟アパートは、新規掲載物件の表面利回りが10.40%(前月比0.09ポイント増)、問い合わせ物件の表面利回りが12.36%(同0.02ポイント増)と、いずれもわずかながら上昇。新規掲載物件の価格は6,179万円(同76万円増)と上昇したが、問い合わせ物件の価格は5,088万円(同152万円減)と下落した。

 投資用1棟マンションは、新規掲載物件の表面利回りが8.87%(同0.23ポイント減)、問い合わせ物件の表面利回りが10.77%(同0.18ポイント減)と、いずれも下落。物件価格も、新規掲載物件1億8,042万円(同703万円減)、問い合わせ物件1億4,624万円(同2,047万円減)と下落した。

 投資用区分マンションは、新規掲載物件の表面利回りが9.79%(同0.16ポイント増)と上昇するも、問い合わせ物件の表面利回りは11.53%(同0.22ポイント減)と下落。物件価格は、新規掲載物件が1,086万円(同1万円減)とわずかに下落したが、問い合わせ物件は1,021万円(同106万円増)と上昇し、過去2年間で最高額に。投資家が、より高額な区分マンションを買う傾向が鮮明となった。


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